MENU

ブログ

blog

「文法で読む」から「感情で読む」へ

2025.12.26

冬になると、英語が“文法の教科”に感じられる季節がやってきます。
冬の教室で英語を読むと、
文法のルールよりも、言葉の奥にある“気持ち”が浮かび上がる瞬間があります。
ページに書かれた英文が、誰かの声のように聞こえてくる――そんな読み方です。

英語を「正しさ」ではなく「気持ち」で読む。
冬は、その感覚が育つ季節です。

Step 1. 英語は「行動と言葉」がセット

“I will never forget your smile.”
(あなたの笑顔を決して忘れない。)

この文の大切な部分は、“never”でも“forget”でもなく、“your smile”
英語の文は「行動(動詞)」と「心(目的語)」の関係でできています。

文法的に見ると「主語+動詞+目的語」の構造ですが、
感情的に読むと「誰が」「何を思っているか」の物語です。

文法書で止まる英語から、
「人の気持ちを感じる英語」へ――。
これが中学後半で英語が“使える言葉”になる第一歩です。

Step 2. 単語の「温度」を感じて読む

“We should protect the Earth.”
(私たちは地球を守るべきです。)

should=「~すべき」と機械的に覚えてしまいがちですが、
ここには“責任感”や“願い”のような感情が込められています。

文法的に正しい読み方ではなく、「どんな気持ちでこの文が書かれたか」を考える。
英語の単語には「温度」があります。
その温度を感じ取ることで、同じ文でも意味が深くなります。

たとえば、shouldは「義務」ではなく「希望」を表すこともあります。

読むとは、“言葉の温度を感じること”。


Step 3. 文の「リズム」を読む

“Can I help you?”
(お手伝いしましょうか?)

文のリズムを意識して読むと、英語の自然さが見えてきます。
“Can I / help you?” のように区切って読むと、
相手を思いやる柔らかいトーンが聞こえてくる。

日本語の“手伝いましょうか?”よりも、
「相手の立場に寄り添う気持ち」が表れる。

英語を音で読むことで、
“伝え方のニュアンス”を学ぶことができます。

Step 4. “文法の勉強”を“思考の勉強”に変える

文法を覚えるときも、「型」として覚えるだけではもったいない。
たとえば “to+動詞” の不定詞構文。

“I want to be a doctor.”
(私は医者になりたい。)

この “to” は「方向」を表す前置詞が進化したもの。
つまり、“未来への向かう気持ち”を象徴しています。

英語の文法は、「気持ちの構造」として読むと、意味が腑に落ちる。

Step 5. 英文を「日本語に訳さない」で読む

冬期講習では、英文を読むときに
あえて日本語訳をつけずに“イメージで読む”練習をします。

たとえば――

“You are not alone.”
(あなたはひとりじゃない。)

この文を頭の中で「優しい声で言われている」と想像すると、
訳す前に感情が伝わってきます。“訳す”のではなく、“感じる”。
 それが、冬に伸びる子の英語の読み方です。

英語は、点数を取るための言語ではなく、
「誰かに伝えたい気持ちを形にするためのツール」。

冬は、その“言葉の本質”に戻る時期です。
教科書をただ読むのではなく、
そこに書かれた英文が「どんな気持ちで書かれているのか」を感じ取ってください。

Category

Archive